しぶちんはしぶちん

mixi で日記を書いていたのですが、廃れてきて書いていてもせんないので、ブログにすることにしました。綴り方の練習くらいのつもりかな。

ボストン美術館展+ユベールロベール展

昨日は仕事が早く終わったので、上野の博物館美術館へ行ってきました。

国立博物館でやってる「ボストン美術館 日本美術の至宝」展。こちらです。

http://www.boston-nippon.jp/

確かに、良いものばかり。海を渡っていること自体をいろいろ言う人も居られますが、日本文化の華が世界に分散しているのは、リスク分散と言う意味でもいいのではないでしょうか。むしろ、この程度のコレクションが日本で常時見られる美術館がない方が大問題だと思います。

個人的には、近世以前の絵画にはあんまり共感できませんでした。仏像は言っても日本に残っているものがいいですしね。江戸期については、長谷川等伯尾形光琳伊藤若冲、と来て、曾我蕭白がドンドンドン。なかなか迫力有りました。曾我蕭白って、現代の劇画のルーツを感じるなぁ。あと、江戸末から明治初期にかけての着物が10枚程度あって、これも大したものでした。

日本にも日本文化のルーブルがいりますよね。日本文化の頂点としての皇室博物館を作ってほしい。

ユベールロベールの方(http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/hubertrobert2012.html)は、ロココ期の絵画って、全然共感できないことを再確認。まあ、ざっと見ただけ。

博物館でも美術館でも、毎回常設にざっと目を通します。こっちの知識が少しずつ増えてくると、前回見れていないものが見えてきます。今回は、博物館の楽家三代道入の黒楽。ぬめっとした質感がいいですねぇ。美術館の方はヴァンダイク発見。って、忘れていただけかも。悪くないのがありますね。

帰りがけの駄賃で秋葉原のヨドバシカメラに寄って Olympus OM-D を見ようとしたんだけど、デモ機すらない!売れてるのね。内視鏡といいコンパクト一眼といい、会社自体には問題ないのね。この会社。

ここ数年、東京出張が減っていたんだけど、今年は増えそう。どうせ一日つぶれるんだし、遅い便にして、美術展を見て帰ることもできそうです。まあ、大学の先生なんて教養を深めるのが仕事と言う面もあるんだし、せっせと通いましょう。