しぶちんはしぶちん

mixi で日記を書いていたのですが、廃れてきて書いていてもせんないので、ブログにすることにしました。綴り方の練習くらいのつもりかな。

『代替医療のトリック』『世界で勝負する仕事術』読了

代替医療のトリック』
サイモン・シンは『フェルマーの最終定理』でハマったので買ってきました。鍼・ホメオパシー・カイロプラクティックを代表にとって、代替医療の科学的な研究をレビューし、代替医療が無意味でむしろ有害であることを論じた本。確かに書いてあることはその通りだし同意するのだけど、この本を買って読むような人にいくら説いてもしかたない。意外に無意味な本じゃないかと言う気もする。同意するとは書いたもののの、鍼と整骨については、実は多少割り切れない気持ちがある。私は突発性難聴を患っていて、通常医療がまったく効かなかったのを、鍼でかなり改善した経験があるし、腰痛で担ぎ込まれた人が歩いて帰った例を聞いていたりするからだ。この辺て、本当に効くとしても腕がものを言う世界だから、対照実験と言っても難しいからねぇ。ホメオパシーがインチキだと言うのには異論はないのですが。その辺も含めて、やっぱり西洋社会の認識だよなぁと感じました。まあ、私でもそう思うんだから、彼の主張が正しいとすると本書に意味があるのかも知れない。
 
『世界で勝負する仕事術』
東芝フラッシュメモリー開発の中心にいた現東大教授の書いた自伝的エッセイかな。あんまり体系的なものではないので、さらさらと読んでおしまし。教訓的なお話もいくつかあるから、読んだ方が感じればいいんでしょう。