しぶちんはしぶちん

mixi で日記を書いていたのですが、廃れてきて書いていてもせんないので、ブログにすることにしました。綴り方の練習くらいのつもりかな。

事故と規制

 事故があるとメディアは制度の不備を言い立てます。今回のバス事故でも、報道は労務管理に問題があって、加重労働だったという印象を、事実を確かめる前に振りまいていた。格安バス会社てのを叩きたいんだよね。格安交通機関=安全軽視というステレオタイプ。実際には数日ぶりの乗務だったみたいで、メディアは振り上げた拳のおろし先を探して重箱の隅をつついています。関越道を通ったのはなぜかなんて、ちょっと調べれば分かることを問題にしていたりして、勉強せーよとため息をつきます。対面交通区間を避けるなんて常識やんけ。金沢出身の友人も、そう言ってます。
 そんでもって、規制強化をメディアが叫び、それに便乗して官僚が跋扈する。いつものパターン。例えば、二人乗務の区間を500kmに短くしたって、事故の可能性が0になるわけではない。まあ、高速バスが安い現状は国交省にとっては嬉しくなくて、メディアはその見解を垂れ流しているのかもね。
 どうせ規制やるなら、自動操縦を義務化するのがいいのかもしれません。追突防止は完全に実用化してるし、車線追随だって高速道路限定なら現状でできる。定速維持といっしょに付けてしまえばいいのに。高速に上がるまでは人が運転して、高速に入ったら自動運転、降りる時や分岐では手動に切替えるわけ。飛行機だって、離陸・着陸は手動で上空に上がれば自動操縦。それと一緒です。
 問題は、それの不具合で事故が起きた時のリスク。人が運転するリスクと自動運転によるリスクを比較するなんて、メディアはしないもんね。メーカーとしてはそうなった時のことを考えると、やらない方がいいもんね。初めは事故があるだろうからなぁ。飛行機だって自動操縦の不具合が原因の事故ってあったわけで、それでも、自動操縦を進めるしかないとして来ました。そのお蔭で、最近は本当に事故率が下がっています。
 安全のための規制はいいけど、実効性がどれほどあるのか、官僚の仕事が増えないか、考えてみましょう。