しぶちんはしぶちん

mixi で日記を書いていたのですが、廃れてきて書いていてもせんないので、ブログにすることにしました。綴り方の練習くらいのつもりかな。

講談社 Ruby Books

そう言えば、昔、講談社から Ruby Books というのが出てて、私も10冊程買いました。英語の小説に日本語で単語の意味のルビが振ってあるというものでした。ハインラインの『夏への扉』(これは今でも一番好きなSFの一つです)とかブラッドベリの『火星年代記』、キースの『アルジャーノンに花束を』(あ、これも大好き)、フィッツジェラルドの『華麗なるギャッピー』、カポーティーの『ティファニーで朝食を』なんてこれで読みました。『そして誰もいなくなった』もこれで読み直したような記憶が・・・・。シェークスピアの子供向け抜粋集みたいなのも持ってたけど、これは面白くなかった。
 
それでやめてしまったのは、ルビが見える状態で黙読すると、英語の単語をきちんと読まずに訳語を読んじゃうんよね。ある程度の速度で読む練習にはなるけど、ボキャブラリーはあんまり増えないことに気付いたわけ。隣に並んでたら目に入ってくるもん。ストーリーを追っかけてる時って早く先に行きたいしね。文章のコンテキストにあまりにハマる訳語が書いてあるのも、その単語の本来の意味を覚える上ではマイナス、かと言って、タコな訳語が書いてあると嫌だし、この形式難しいのよ結構。やっぱり辞書を引かんと単語は覚えないよなぁ、となりました。
 
電子書籍で簡単に辞書が引けるというのは、その時にそうなって欲しいと願ったことそのまま。画期的だと心の底から思うのであります。