しぶちんはしぶちん

mixi で日記を書いていたのですが、廃れてきて書いていてもせんないので、ブログにすることにしました。綴り方の練習くらいのつもりかな。

読了するたびに書けばいいんだけど

本棚をさらすのは自分をさらすことである、とかなんとか言った人がいたようですが。この1年で読んだ本をさらします。コメント付けないとと思っているとなかなか書けないし、気になったのだけ一言ずつ。
 
◯商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 新 雅史
 熊本上通りの現状を見てると、不動産税制の問題が大きいように思えるのに触れてなかった。レビューの後ろに反市場主義的な思想が見えるように感じたのは偏見だろうか。
◯ギリシャ危機の真実 ルポ「破綻」国家を行く 藤原 章生
 先日読んだギリシャの歴史とこれとで、ギリシャ問題がかなり分かった。EUにとってのギリシャと日本にとっての沖縄と似てる。
◯円高の正体 安達誠司
 マネー供給の問題だという結論にかなり説得されて来た。
グローバル化時代の大学論2 - イギリスの大学・ニッポンの大学 - カレッジ、チュートリアル、エリート教育 苅谷 剛彦
 オックスフォードのお話なんだけど、これって、日本の大学と比較しても仕方ない気がする。結局、大学という言葉でくくってみても世界中ものすごく多様。まあ、イギリス内部でもものすごく多様。ものすごく参考になったけど、文科省がこれを不適切に引いて、大学改革なんて言わないか心配。
◯のりもの進化論 松浦 晋也
 面白かったけど、雑駁に感じた。自転車の話はマニアック過ぎたかも。
◯カラー版 - 電車のデザイン 水戸岡 鋭治
 水戸岡さんの電車好きなんで読みました。でも、最近の彼の作品は、九州新幹線以外は遊園地の電車的なのが多いのが不満。速達性も忘れてもらっては困るんだけどなぁ。
◯戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する ホイチョイ・プロダクションズ
 人間関係のおべっかと言うか、相手を形の上で立てることが、セールスの最大の武器である、という視点で例のホイチョイ語り口で解説してある。あと、話を通すのは貸し借り関係てのもそうななのね。官僚がそうだというのは感じてたけど、サラリーマンの世界もそうだったのだと、関心して読んでました。彼らの書くことには、変なイデオロギーが入り込んでないのがいいなあ。
◯ゴシック NBS-J ロベルト・ズッカーレ/マティアス・ヴェニガー/マンフレット・ヴントラム
 表紙のジャン・フーケの聖母子像の斬新さに引かれて買いました。ゴシックと言っても、ルネサンスすに入れても良さそうな、ジョットーとかファン・デル・ウェイデンあたりまで入ってます。その辺の絵が好きなので楽しみました。
◯絵でわかるスーパーコンピュータ 姫野 龍太郎
 学生さんに渡そうかなと思って買ったけど、あんまり興味ないかなぁ。
◯忘れ去られたCPU黒歴史 Intel/AMDが振り返りたくない失敗作たち 大原 雄介
 この辺の昔話を語ると楽しいのよね。
◯新東京いい店やれる店 ホイチョイ・プロダクションズ
 熊本に住んでるし、女の子を落とす予定はないので、為念。ただ、彼らのスノビズム大好き。
◯動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか 津田 大介
 ソーシャルメディアで起こっていることはある程度理解しているつもりだったけど、まとめてもらって良かったです。普通の人も分かっていた方がいいと思うよ。ビジネスの方向性もどんどん変わっているのだし。
◯決着! 恐竜絶滅論争 後藤 和久
 あら、後藤さんてこんなことしてたのね。すみません、知りませんでした。恐竜絶滅の話はすでに決着しているのだという本は確かに必要でした。いい本だと思います。
◯僕と日本が震えた日 鈴木 みそ
 鈴木みそさんは MacFan の連載を楽しんでました。理知的なマンガを書く人だと思ってました。放射能問題でもいいマンガを書いておられたので、寄付代わりに購入。地震時の記録としても、記憶を共有できる人が多いんじゃないかな。
◯[最新版] 活火山 活断層 赤色立体地図でみる 日本の凸凹 千葉 達朗
 一部で話題になっている赤色立体地図集。赤色立体地図って、詳細な地形計測の問題、|∇H|でグラデーションをつけたアイデア、∇^2H を別の色のグラデーションを付けたアイデア、赤色と青色を選んだセンス、がない交ぜに評価されているように思います。全部素晴らしいことなのですが、地図フェチとしてはそれぞれ別に評価されるべきだと感じるんですが。
◯地震と噴火は必ず起こる: 大変動列島に住むということ 巽 好幸
 お友達が書いたので買って読みました。まさしく、一般に知らせないといけない内容でタイムリーだと思います。ちょっと、詰め込み過ぎかな。一つ一つの説明がなおざりになっている感有り。
◯健全なる精神 呉 智英
 なぜ買ったのか不明ですが、まあ、言ってることは真っ当だと感じました。
◯お金はいつも正しい 堀江 貴文
 こう言うタイトルを付けるから嫌われるんだろうなぁ。お金を何に使うかと言うのはある意味商品への投票行動だから、民主主義が正しいとすれば正しいわけで、間違っているのではないんだけどね。内容的にも、そう要約することも可能なもので、拝金的では決してありません。
◯挑戦する脳 茂木 健一郎
 面白く読んだけど、ちょっと立つと意識に残っている部分は少ないかな。まあ、私が考えていることと似ているからかも知れない。そうそう、彼が、最近、社会の進み具合に失望して、興味を失いかけていたのを、これではいけないと思い直した、と言うようなことが書いてあったのが記憶に残っています。あ、一緒だなと思った次第。私は失望したままな気がする。いけないのかしら。
◯富士山大噴火が迫っている! ‾最新科学が明かす噴火シナリオと災害規模‾ 小山 真人
 タイトルはちょっとセンセーションを狙った感があるけど、小山君は誠実な人だから、内容も極めて誠実。富士山周辺(東京も含めてね)に住んでいる人は読んでおいた方がいい。
 
この辺から下は読んだのがかなり前なので記憶の彼方。
◯化石の分子生物学――生命進化の謎を解く 更科 功
 化石からDNAを取り出して系統を見ると・・・で面白かった記憶以上ありません。すみません。
◯それ、パワハラです 何がアウトで、何がセーフか 笹山 尚人
 周辺でもパワハラもどきがかなりあって、読んでみました。会社と大学は違うけどね。
ルネサンス 歴史と芸術の物語 池上 英洋
◯「地球のからくり」に挑む 大河内 直彦
 地球環境がこうなっている「からくり」についてのいい解説。でも、「チェンジングブルー」があまりに素晴らしかったので、「あれより落ちるなぁ」と無い物ねだりをしてしまいました。レベルの高い比較なので、悪口と取らないでね。
◯偏差値・知名度ではわからない 就職に強い大学・学部 海老原 嗣生
 まあ、受験生とその父兄への売らんかなだよなぁ。
◯本へのとびら――岩波少年文庫を語る 宮崎 駿
◯「怖い絵」で人間を読む 中野 京子
◯「科学的思考」のレッスン―学校で教えてくれないサイエンス 戸田山 和久
 戸田山さんの本なので買いました。ふむふむと読んだ記憶はあるのですが・・・
◯図解・ボーイング787vs.エアバスA380 青木 謙知
◯放射線医が語る被ばくと発がんの真実 中川 恵一
 書いてあることはいいのでしょうが、「放射能怖い」派を説得するだけの文章にはなってないのが残念。
◯自分のアタマで考えよう ちきりん
 楽しく読んだけど、目に鱗は付いてなかったみたいで、目から鱗とはなりませんでした。
◯日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典 蛇蔵 & 海野 凪子
◯情報の呼吸法 津田 大介
◯旅客機年鑑2012-2013
フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 高階 秀爾
Googleの脳みそ―変革者たちの思考回路 三宅 伸吾
中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇 中野 京子
◯マンガでわかる流体力学 武居 昌宏 & 松下 マイ & オフィスsawa
日本人の知らない日本語3  祝!卒業編 蛇蔵 & 海野凪子
 
長々と書いてしまった。これで、買ったけどまだ読めてない本のリストも入れれば、ホント人格をさらしてることになるよね。